原因不明の交通渋滞が起きるメカニズムとは

渋滞

交通渋滞は事故原因の1つと言える

私も車を運転するのでいつも思うのですが、基本的に身勝手なドライバーが本当に多いと感じます。

スマホを操作しながら運転したり、電話しながら運転したり、ひどいドライバーとなるとマンガを読みながら運転している、とんでもない人もいます。ま、こういったドライバーは根本的に人間としてのモラルが欠けていると言わざるを得ません。

こういった極端な例は別として、やはり車の流れが詰まる原因の1つとして『運転技術の未熟さ』が挙げられると思います。

車を運転する方であれば分かるかと思いますが、やたらとスピードが遅かったり、なかなか右折が出来ずに結局信号が変わってしまうドライバーが少なくありません。そして、こういったドライバーというのはほとんどが休日に多いのです。いわゆる《サンデードライバー》というやつですね。

このような、運転技術が未熟なドライバーが原因となって、余計な渋滞が増えてしまうことが多々あります。

交通ルールというのは流動的に守るべき

道路交通法も様々な側面からルールを設けていますが、絶対的に守らなければならないルールと、流動的に守るべきルールがあると思うんです。

絶対的に守らなければならないルールというのは、例えば『無免許運転』などが挙げられます。免許もないのに運転するなど言語道断なので、これは何があっても守らなければならないルールと言えますね。

ただ、少し柔軟性を持って守るべきルールというものも存在します。その代表的なものとしては『速度制限』ではないでしょうか。

例えば、制限速度が60kmの道路で、常に時速60kmをキープして走っている車はというのは、交通ルール上で言えば正しいと言えるでしょう。でもこれ、一般的な常識で言えば本当に正しいと言えるでしょうか?

交通には《流れ》というものがあります。この流れを無視して走行するということは、車の円滑な走行を邪魔してることにもなります。

周りの状況を判断して車を運転するということも、ドライバーとして守るべきルールの1つです。もし、運転技術が追いつかず流れに乗れないのであれば、せめて後続車を先に行かせるくらいの心配りが必要だと言えますね。

交通渋滞の原因にはどんなものがあるのか

交通渋滞が起きる原因としては様々なものがありますが、代表的な原因としては3つ挙げることが出来ると思います。

ここからは、ドライバーの心を乱す要因の1つである『渋滞を引き起こす原因』を見ていくことにしましょう。

①工事が原因となる渋滞

日本列島のあらゆる場所で、ほぼ毎日かと思いますが、何かしらの工事が行われています。この工事によって車線が規制されてしまい、渋滞が発生してしまいます。

工事の規模によっては、非常に長距離にわたって車線が規制されてしまうことになるので、下手をすると全く動く気配すら見せない状況になることもあります。これは、ドライバーにとっては、かなりのストレスになってしまい、状況がさらに悪化することも少なくありません。

多少の遠回りになってしまうとしても、工事区間を避けて迂回できる道があるならば、迂回ルートを選択する方が良いと言えますね。

②交通事故が原因となる渋滞

交通事故というのは、車に乗っている以上、全てのドライバーが関わってしまう可能性があるものです。どれだけ安全運転をしていたとしても『事故を起こす・事故に巻き込まれる』という可能性はゼロではありませんからね。

この事故による渋滞というのは、車線規制は当然として、ひどい場合には通行止めになってしまうこともあります。なので、場所や時間帯によっては、とんでもない渋滞を引き起こしてしまいます。

事故を減らすためには、ただ単に安全運転をすれば良いということではなく、各ドライバーが交通の流れを乱さないための運転を心がける必要があると言えます。

③原因の特定ができないことで起きる渋滞

この渋滞については、様々なことが要因となって引き起こされます。

例えば『高速道路の料金所・交差点の右左折・踏切』などが挙げられますが、高速道路の料金所の場合は、ETCの普及によってかなり緩和されています。踏切での渋滞も、高架を作ることによって、かなり減っている傾向にあります。

交差点の右左折に関しても、矢印信号を増やすことによって、一昔前と比べると格段に減っています。

ただ、いくら道路状況を改善したとしても、ドライバーのモラルが悪ければ、自然渋滞というものは減ることがありません。例えば下の画像のような状況でも渋滞が引き起こされます。

自然渋滞の原因
自然渋滞の原因

この場合、道路状況にもよりますが、先頭の車が後続車を先に行かせるように心がけて運転すれば、余計な渋滞を減らすことが可能となるんです。

もし、自分が先頭で、あまりスピードが出せない状態であるならば、道を譲るという《心のゆとり》を持つべきだと言えますね。私自身も、あまりスピードが出せない場合には、できる限り後続車が抜きやすいように、左に寄るようにしています。

高齢者だけが危ないわけではない

昨今、高齢者のドライバーによる事故が、ニュース等で報道されるケースが増えています。

しかし、ニュースや新聞で報道されることは、本当に極一部のことでしかありません。この偏ったメディアの報道によって『高齢者の運転は危ない』と決めつけている人が増えているように思えます。

確かに、年齢を重ねることで視力や判断力などが衰えていることはあるでしょう。ですが、高齢者の全てが危ない運転をするわけではないんですよね。逆に、若いドライバーであっても、運転技術が未熟すぎるドライバーが存在することも事実なんです。

年齢で判断するのではなく、まずは、客観的に自分の運転技術を見ることが大切です。

走っている最中にルームミラー等で後続車の状況を見ることも大事です。もし自分を先頭に後ろが詰まっているようであれば、交通の流れを把握できていない可能性があります。

また、駐車場で、駐車するのに手間取るようであれば、練習する必要があると言えます。

もし、こういったことが改善できないようであれば、車の運転を控えることを考える必要があるかもしれませんね。

あとがき

今回は、交通渋滞のことについてお話しましたが、いかがだったでしょうか?

これだけ車が増えている昨今、渋滞というものは避けることができない現象と言えますが、私たち1人1人が心がけることによって、余計な渋滞を起こさないようにすることは可能だと言えます。

《無茶な運転をしない・交通の流れを乱さない・譲るという心のゆとりを持つ》こういったことを実行することで、快適なカーライフを送ることが出来るでしょう。

現代人にとって必須とも言える車を快適に使うためにも、全ての人に優しい運転をすることが第一だと言えますね。

それでは、今回はこの辺で。