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日本人の約3人に2人が悩まされいる肩コリ
日本人というのは、実に肩コリを訴える人が多いのが事実です。では外国人は肩コリという症状がないのでしょうか。
これは全くのデマ情報で、外国人であっても肩コリはあるのですが、この《肩コリ》という言葉にデマ情報の原因があったようです。つまり、《肩コリ》と直訳した英語『stiff shoulder』という言葉に誤解があるようなんです。
外国人が納得する言葉として肩コリに当てはまるものは『stiff neck(首コリ)』や『stiff back(背中コリ)』という表現が正しいようです。
ま、とにかく、肩コリに悩まされているのは日本人だけではない、ということですね。
パソコンやスマホの普及によって、今では現代病の一つとなっている肩コリ。今回は、これを改善する方法の第二弾として、お話していきたいと思います。
肩のストレッチは肩コリ改善の基本
当ブログ内で、以前に記事として載せた《肩こりを改善する簡単なセルフストレッチ》でも述べていますが、肩コリというのは、同じ姿勢を続けていることで筋肉が凝り固まってしまう症状を言います。
特に肩や首というのは、重い頭を支えている箇所なので、デスクワークなどで同じ体勢を長時間続けてしまうと、非常に大きな負担がかかってしまいます。
そのために、首の付け根や背中にかけての筋肉が凝り固まるというわけです。
合間を見て、凝った筋肉をほぐしてあげれば、凝り固まってしまう前に柔らかく戻すことが出来るのですが、多くの人がこれを行わずにいるので、肩コリという慢性的な症状を引き起こしてしまうことになります。
このことから、肩コリというのは肩や首の筋肉をほぐしてあげれば良いというのが基本なのですが、どれだけ肩や首のストレッチなどを行っても、一向に改善されない人がほとんどだと思います。
なかなか改善されない人の場合、肩や首に原因があるのではなく、腰、あるいは脚などが原因となって肩コリを引き起こしている可能性があるんです。
肩コリを根本から改善するためには
ある部分に何らかの症状が出た場合、その部分とは関係ないと思われるところに原因のあることがよくあります。
肩コリも同じことが言えて、肩が重くなったり痛くなったりする直接的な原因は、実は肩ではない、ということも珍しくないんです。例えば、腰痛を持っている人が肩コリを引き起こしていることも多いんです。
このような場合、肩だけを一生懸命ストレッチしても完全に改善されることはないので、他の部分も一緒に柔らかく伸ばしてあげないといけません。
ただ、どこに原因があるのかは人によって違うので『この部分を柔らかくほぐしてあげる』というのではなく、体全体をストレッチすることが必要なので、以下に簡単な全身ストレッチの方法を挙げてみたいと思います。
①歩いて血液を全身に巡らせる
肩コリにしろ腰痛にしろ、とにかくまずは全身に血液を巡らせてあげないといけません。
動かすだけで痛い、というような状態の場合は専門医の診断を仰ぐ必要がありますが、そこまでひどい症状ではない方であれば、とにかく歩くことを心がけましょう。
足のふくらはぎの部分は《第二の心臓》とも呼ばれていて、歩くことによって心臓へ戻す血液の循環が良くなります。血液の循環が良くなるということは、より多くの新鮮な血液を全身に巡らせることができるんです。
肩コリというのは、血流の悪さが原因となっているので、まずは血行を良くすることを第一に考える必要があるんです。
②肩のストレッチと併せて足の筋も伸ばす
一見、肩コリには関係ないように思える足の筋ですが、これが固くなることによって、肩コリを引き起こしていることも少なくありません。
というのも、筋肉というのは、あちこちにある別パーツのように思えるのですが、実は全て繋がっています。つまり、足や腰の筋肉が固くなることで、肩や首の筋が影響を受けていることが多いのです。
毎日お風呂上がりなどの時間を利用して、上の画像のように、前屈の柔軟を行うようにすれば、腿の裏や腰の筋が伸ばされて、肩や背中や首の筋肉もしっかりと伸ばせる手助けになります。
画像のように足に手が届かない方は、タオルなどを足にひっかけて、無理のない範囲で行うようにして下さい。
③全身運動の定番であるラジオ体操
ほとんどの方が子供の頃にやっていたラジオ体操。
このラジオ体操は、全身の筋肉をほぐせる理にかなった運動なんです。首からアキレス腱まで、全ての筋肉を柔らかく伸ばすためには、ラジオ体操というのは、まさにうってつけの運動と言えます。
以前にテレビなどでも紹介されたので、ご存知の方もいるでしょうが、ラジオ体操とういのは、本当に真剣に正しく行えば、全身から汗が吹き出るほどの運動量になるので、日頃の運動不足解消にもピッタリな体操なんです。
肩コリなどの改善だけではなく、全身の代謝が良くなるので、若々しい肉体を保つことにも役立ちます。
必ずしも毎日する必要はない
前述しているように、肩コリを改善する基本は肩の筋肉を柔らかくするためのストレッチになります。
なので、肩や首のストレッチは毎日行うようにして頂きたいのですが『歩く・前屈・ラジオ体操』といった運動を毎日しようと意気込んでしまうと、逆に続かなくなります。こういった運動は、例えば《月・水・金》や《火・木・土》といった感じで、無理のないペースで行うようにして下さい。
週に3日でもキツイという方であれば、週末の土曜や日曜など、週1~2日でもいいので、とにかく続けることを心がけるようにしましょう。
何より大切なのは『無理をせず、身体を動かすクセをつける』ことです。
あとがき
今回は、肩コリを改善する方法の第二弾としてお話しましたが、いかがだったでしょうか。
便利な世の中になり、身体を動かす機会が減った現代人にとって、肩コリというのは《避けることのできない現代病》と言えるでしょう。避けることができないのであれば、できる限り身体を動かすよう日々心がけることが重要となります。
肩コリが悪化すると、頭痛なども引き起こして、日常生活にまで悪影響を及ぼしてしまうので、自分自身で予防・改善に務める必要があります。
自分の身体は自分で守るしかありませんからね。
それでは、今回はこの辺で。