晴れの日より雨天時の洗車で愛車を綺麗にする

洗車機

愛車を綺麗に洗う心地よさ

車を所有している方であれば分かるかと思いますが、愛車を洗車してピカピカになったときの気持ちよさは、言葉では表現できないものがあります。

太陽の光に反射して、ツヤツヤになったボディを見ると、本当に気持ちが良くて、ちょっとみんなに見てもらいたい衝動にかられてしまう瞬間、何とも言えない心地よさがありますよね。

さらに、内装も掃除機をかけたり、拭き掃除をしてホコリ一つない座席に座ると、本当に気持ちいいものです。

メーター類やダッシュボード、シートやトランク、そしてエンジンルームなども念入りに掃除することで、生まれ変わったような愛車を見るのは、この上ない喜びとも言えます。

やはり、ドロドロに汚れた車に乗るより、ピカピカに磨き上げられた車に乗る方が、運転するときのテンションがまるで違ったものになります。

洗車後の雨による気分の急降下

せっかく隅々までしっかりと汚れを落として、ワックスをかけてピカピカに艶を出した直後に降ってくる雨……もう、ホントにテンションが急降下しますよね。

もちろん、雨を弾くためにワックスをかけてコーティングするという目的もあるのですが、やはり洗車直後の雨というのは、本当に腹が立ちます。なんか、それまでの苦労が全てゼロにされてしまうような気持ち。。。ほぼ全ての方が同じだと言っても過言ではないはずです。

雨が振って、ボディについた水滴にはホコリが付着しているので、乾いたときには、水滴の形になって汚れが浮き出てくるんですよね……。

こうなると、また洗車する必要が出てくるので、洗車した意味がなくなってしまい、時間と労力の無駄遣いに思えてしまうんです。ホント、小さなことですがショックは大きいですよ。

晴天時の洗車の手順

人それぞれ洗車のやり方は違うでしょうが、大まかな部分ではほぼ同じだと思います。

そこで、愛車を洗う基本的な手順はどんなものか、を私なりの行程で挙げてみましょう。

①ボディ全体を水で洗い流す

バケツやホースを使って、車全体に水をかけていきます。これは、表面に付着しているホコリを洗い流すために絶対にしなければいけません。表面のホコリが付着したまま、いきなりスポンジやタオルなどでこすってしまうと、ホコリが一緒に動いてしまい、ボディを傷つけてしまうことになります。

出来ることであれば、バケツよりもホースを使用する方が確実にホコリを洗い流せます。もし、ホースを使えない環境であれば、コイン洗車場を利用することがお勧めですね。

水は、屋根から水の勢いを利用して下へ流します。必ず上から下へ向かって洗い流すようにしましょう。

②カーシャンプーで優しく洗う

カーショップなどで売っているカーシャンプーを使って、丁寧に屋根から洗っていきます。キッチンなどで使う中性洗剤は使用しないようにして下さい。

カーシャンプーも、ボディカラーに合わせた専用のものを使うことで、より洗い上がりが完璧になります。特にボディが白の車の場合は、必ずホワイト用のカーシャンプーを使用するようにしましょう。

白の車は水アカなどが非常に目立つので、ホワイト専用のものを使うことが肝心です。

③カーシャンプーを洗い流す

ボディの隅々までカーシャンプーで洗い終えたら、しっかりとシャンプーを洗い流します。このときに、流し残しがないよう、屋根からしっかりと水をかけていきましょう。

自宅で洗う場合は、高圧洗浄機などを使用すると、シャンプーが残る心配がなく完璧に洗い流すことができます。

もし、流し残しがあったりすると、塗装に与える影響も良くありません。極端に言えば、しつこいくらい念入りに洗い流すことが重要です。

④乾いた柔らかい布で拭き取る

シャンプーをしっかりと洗い流した後は、カラ拭きをします。この作業は、この後のワックスがけをする際にとても大切なことなので、しっかりと拭き残しがないようにしましょう。

さらに、ドアやウィンドの隙間にも水が入っているので、開けてしっかりと拭き取るようにして下さい。放っておくとサビなどの原因にも繋がります。

拭き取りが終わると、愛車のボディが輝いていることに気付くはずです。この輝きをさらに増すために、次のワックスがけへとステップアップすることになります。

⑤ワックスがけは左右に分けて行う

私は固形のワックスを使用しているので、液体ワックスを使っている方とは、行程が違ってくるかもしれません。

まず、ワックスがけに使うスポンジに水を含ませ軽く絞ります。

屋根から車の右半分、もしくは左半分に分けて、片側全体に《のノ字》を描きながらワックスを塗り込んでいきます。《のノ字》を描くことで、ワックスの塗りムラを防ぐことができるので、間違っても直線に塗り込んでいくようなことはしないで下さい。

片側を塗り込んだら、塗った順にカラ拭きしていきます。この拭き取りの順番を間違えると、艶にムラが出てしまうので、必ずワックスを塗った順に拭き取るようにして下さい。

カラ拭きが終わったら、反対側も同じ手順でワックスがけを行います。

⑥車内を綺麗に掃除する

コイン洗車場などでは、掃除機などを設置しているところも多いので、これを利用して車内を掃除しましょう。

足元は当然のこと、シートやトランクルームなどにも、ホコリが溜まっています。小石なども結構落ちているものなので、これらを掃除機で取り除けば、車内は見違えるほどに綺麗になります。

さらに、ウィンドも車内から綺麗に拭き掃除します。ダッシュボードやオーディオ機器などの隙間にもホコリがたくさん溜まっているので、しっかりと取り除きましょう。

雨の日の洗車は労力を軽減できる

『洗車は晴天時に行うもの』と思っている方が少なくないでしょうが、実は雨天時に洗車することもお勧めなんです。

「雨天時にどうやって洗車するんだよ?」とツッコミを入れる方も多いと思いますが、実はガソリンスタンドに設置している洗車機を利用することで、愛車を綺麗にすることができるんです。

最近の洗車機というのは、ブラシも柔らかい素材を使っていたり、洗車方法のバリエーションも複数選択することができて、手洗いよりも綺麗に仕上げることができます。料金もそれほど高くなく手頃な金額で利用できるので、デメリットはあまり無いと言えるでしょう。

洗車と同時に、ワックス効果も付いてくるので、ワックスがけの作業も必要ありません。

さらに、雨天時に洗車機を利用することで最も大きなメリットは、拭き取り作業が必要ないということです。拭き取り作業が無いだけで、洗車の労力は倍近く違ってきます。

ただし、この方法は、結構強く降っている雨であれば通用する方法なのですが、小雨程度の雨では、拭き取りの必要が出てくるというデメリットがあるので、天候を考えて行うようにして下さい。

あとがき

今回は、雨天時の洗車と洗車機の利用についてお話しましたが、いかがだったでしょうか。

洗車機というのは、一昔前では《ボディに細かい傷がつく》と言われていましたが、今の洗車機はブラシが繊細に出来ているので、そういった心配はほぼ無いと言えるでしょう。

私自身も、年に2~3回くらいは洗車機を通しています。晴れた日でも、ワックスがけの作業が必要ない分、かなり楽に愛車を綺麗にすることができます。

洗車機に抵抗感のある方、一度試してみる価値はあると思いますよ。

それでは、今回はこの辺で。